BLS: Basic Life Support
以前は救命のABCといわれるものがありましたが,今ではDまで行えるようになりました.そのDの詳細はAEDのページで.
A:Airway 気道の確保
B:Breathing 人工呼吸
C:Circulation 心臓マッサージ
D:Defibrillation 除細動
(CPR:Cardiopulmonary resuscitation 心肺蘇生 人工呼吸と心臓マッサージ)
動画はこちらから(11Mあります)
1,
誰かが倒れた,あるいは倒れているのを発見したら,意識の確認を行ってください.

2,
意識がない場合はすぐに近くにいる人に声をかけて,救急車の要請,AEDを持ってくるように指示してください.

3,
下顎挙上などによる気道確保をして,自発呼吸の有無を確認してください.この確認は5秒以上,10秒以内です.自発呼吸がなければ人工呼吸をします.あえぎは正常な呼吸ではありませんので,人工呼吸を行ってください.

4,
人工呼吸は2回で,それぞれ1秒かけて息の吹き込みをします.吹き込む量は胸があがる程度です.(何ccといったような,具体的な量は指定されていません)

5,
反応がなければ脈の確認をします.これも5秒以上,10秒以内です.

6,
脈をふれることができない,あるいは子供の場合毎分60以下であれば,心臓マッサージをしてください.まず,上着を脱がせます.これは後にAEDが到着したときに,心臓マッサージを継続したままAEDのパッドを装着できる事,そして心臓マッサージを行うに当たって胸の位置を正確に把握できるからです.また,冬など厚着をしていると,服がクッションになってしっかりとした圧迫が出来ないからです.左右の乳首を結んだ線の真ん中を掌底で押します.スピードは毎分100回,圧す深さは大人の場合は3.5〜5センチ(1.5〜2インチ),子供の場合は胸の厚みの1/3〜1/2です.30回圧して2回の人工呼吸.これが1サイクルです.5サイクル行ったら,誰かと交替してください.つかれます.

7,
AEDが到着したら,使用してください.2006年いっぱいは,AEDが古いガイドラインで動くものと,新しいガイドラインが設定されているものとがあるでしょう.いずれにせよ,AEDの指示通りに行動してください.AEDに従っている以上,要救助者に不幸が発生してもあなたの責任ではありません.
8,
AEDを使用したら,AEDの指示に従いCPRを再開してください.2分ごとにAEDが心電図の解析を行いますので,指示に従ってください.
5の段階で脈の確認をしましたが,それ以降は要救助者のバイタルサイン(呼吸,脈,体動)は確認しません.それよりもしっかりと,早く,確実に胸を押す,絶え間ない心臓マッサージを優先してください.CPRを中止するのは2例.救急隊が到着するか,要救助者が明らかな反応を示した場合です.
たったこれだけのことですが,実際に行うのは大変です.勇気も要りますし,体力も使います.ですが,たったこれだけのことで一人の命を救うことができれば.
見ず知らずの他人は関係ありませんか?もし自分が要救助者になってしまった場合,薄れゆく意識の中で傍観者の顔を見て何を思うでしょう?勇気を持って行動してください.また,BLSの講習を受けて下さい.
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